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2022/12/17 冬季昇級昇段審査会

12月17日 久喜市総合体育館にて冬季昇級昇段審査会が開催されました。

今回の審査会では齋藤楽空1級が初段の審査に挑戦。
勉学・部活動との両立が大変な中、少しの時間も惜しんで稽古に励み審査日を迎えました。

約20項目にも及ぶ型の審査、中高生黒帯を中心とした過酷な十人組手を見事に完遂し、初段に合格しました。

本人の昇段レポートはこちらのページ下部に記載しております。

齋藤楽空 昇段レポート

自分が空手を始めたのは4歳の頃でした。最初はわけも分からず道場に連れて行かれ、気づいたら入門していました。
あの頃を思い出すと、空手を習いに行くと言うよりも友達に会いに行く感覚で通っていた気がします。

ある日、見山師範に 「選手クラスに来てみないか?」 と声をかけていただいたのをきっかけに空手に対する姿勢が変わっていきました。
選手クラスに行き始めた頃は周りの人が全員先輩で、いつも組手で歯が立たずに怖さと悔しい気持ちで通っていました。

そして、日頃の練習の成果を試すために様々な大会に出場しました。最初は負けてばかりで悔しい思いをしてきました。
「いつか勝ちたい!」と思うようになり、日頃の練習を必死に頑張りました。すると少しずつ結果が出てくるようになり、小学三年生の時に全日本大会で優勝することが出来ました。あの時の嬉しさは今でも覚えています。

決して良い思いだけではありませんでした。辛く悔しい思いをしてきた中で自分だけでその思いを乗り越えて来た訳ではなくて、見山師範をはじめ、阪本先生、高橋先生、蓮見先生、そして多くの先輩方や仲間が支えてくださったおかげで頑張ってこれました。

いつの日か昇段審査を目標に頑張ろう!と思っていた中、世の中が、コロナ禍になってしまいあまり道場に通えなくなりモチベーションも下がりました。
その中で中学生になると生活が変わり、時間が取れなくなりました。

今まで一緒に練習をしてきた仲間が次々と辞めていってしまい自分も辞めたい気持ちになりましたがら見山師範からの励ましや、途中で辞めなければならなくなった仲間とも「いつか一緒に黒帯を!」と話していたので、その仲間達の分まで頑張りたいと思い、挫けそうになりながらもひたすら稽古とパーソナルトレーニングを頑張りました。
そして昇段審査を受けさせていただきその結果、ずっと目標にしていた黒帯を取る事が出来ました。

10年間空手を続けてきて学んだことは、相手を思いやる気持ち、感謝、ひとつの事を長く続けることの難しさ、仲間の大切さです。
そして10年間道場まで送迎をしてくれたり、一緒に泣いたり喜んだりしてくれた両親にも感謝しています。
これからはたくさんの方々が教えてくださった事、学んだ事を忘れず活かして後輩達に少しでも役に立てるよう、努力していきたいです。

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