最新の道場ニュースへ

2018/12/7~9 2018 KWU世界青少年大会

※写真をクリックすると拡大表示され、「>」「<」を押すと、その他の写真もご覧になれます。

12月7日~9日ブルガリアのヴァルナにてKWU世界青少年大会とKWUヨーロッパ大会が開催されました。
蓮田支部より5名の選手が参戦しました。
世界各国の代表選手が集結する試合はどの試合も大変レベルの高いものでした。

【第三位】 桑原しな(14-15 girl +60kg)
【ベスト8】 蓮見泰青(14-15 boy +65k)
【ベスト8】井口叶夢(14-15 girl -60kg)

今後世界大会を目標にする選手は下記 日程表と出場選手のレポートを ぜひ参考にしてください。

12月4日(火)~12日(水) 工程
12月4日(火) 羽田空港出発 ドイツ・ミュンヘン経由 ブルガリア・ソフィアへ 到着後ホテル一泊
12月5日(水) ブルガリア・ソフィア出発 ブルガリア・ヴァルナ到着
12月6日(木) 選手受付・計量、審判講習会
12月7日(金) 青少年大会1日目 ( 予選)
12月8日(土) 青少年大会2日目 (準決勝、決勝)、表彰式、ヨーロッパ大会(予選)
12月9日(日) ヨーロッパ大会(準決勝、決勝)、表彰式、観光 、さよならパーティー
12月10 日(月) ブルガリア・ヴァルナ出発  ブルガリア・ソフィア到着 濃霧のため飛行機が遅延しホテルに一泊
12月11日(火) ブルガリア・ソフィア出発 ドイツ・フランクフルト経由
12月12日(水) 羽田空港到着

(※予定では11日(火)帰国でしたが濃霧による飛行機遅延のため帰国が一日延びました。)




桑原しな【第三位】
14-15 girl +60kg

私は秋の錬成大会が終わってからの一か月、すぐに世界大会に気持ちを切り替えて準備しました。体調管理には一番気を付けました。マスクを必ず着用し、栄養をしっかり摂り、風邪を引いた兄弟との接触を避けました。稽古以外にも筋トレやマラソンをたくさんし、外国人に対抗できるように日本人らしい腰を落とした戦い方ができるように基本的な練習を繰り返しました。

現地についてからも試合までは食べ物に気を付けました。ホテルでの料理は野菜も肉もしっかりとれる物が多くおいしかったです。しかし中にはお腹を壊しそうなものもあって、試合まではそれらを避けて日本から持ってきたものも食べ、万全な状態で試合に臨みました。試合前日に急遽膝サポーター無しになったり、一押し有りになったり、上段技ありが認められにくいと説明を受けましたが、そこであまり動揺しなかったことはよかったと思います。

実際の試合は、毎回同じことになってしまいますが、無差別階級なので相手の体が大きく重かったです。二回戦目の相手は92Kgもありました。技の一撃一撃がとても強く、特に準決勝の相手は打ち下ろしがうずくまりそうになるくらい重かったです。試合後も痛みがしばらく残りました。優勝するつもりで試合に臨みましたが、現時点では決勝に残った二人との間に力の差があり、自分は3位であることを痛感しました。そして今回も練習してきたことをすべて出し切ることができませんでした。後半腰が高くなってしまったり、呼吸などのスタミナでなく、突きを出すための筋肉のスタミナが足りませんでした。今後自分に必要なことが分かったのでさらに努力していきたいと思います。

ホテルの設備や、スケジュールはとてもスムーズに行って快適でした。おかげさまで最高の状態で試合に臨むことができました。帰国時には霧の影響でトラブルがありましたが、スタッフの皆様のおかげで乗り切ることができました。館長をはじめ、総本部のスタッフの方々、見山師範、各支部の先生方、セコンドについてくれた蓮見先生、同行者の方々、日本でたくさん指導して頂いた阪本先生、日本から応援をくれた皆様、本当にありがとうございました。もっと上を目指して努力しますので今後も宜しくお願い致します。 押忍


蓮見泰青【ベスト8】
14-15 boy +65kg

今回の世界大会で自分 は貴重な経験をさせて頂きましたた。今回はかなり準備されていて試合の呼ばれる順番がむちゃくちゃになることもなく前回に比べとてもスムーズに行えたことを感謝したいです。

試合前は時間があったので何度もアップをして体が冷えないように、動きを忘れないようにしました。そして迎えた1回戦目相手は自分よりも一回り程身体の大きいアルメニアの選手でした。序盤は前蹴りや突きなどで攻めていましたが中盤に差し掛かるあたりから全身に違和感を覚えました。相手選手の攻撃を十分に捌ききれなかったせいか拳にあまり力が入らず足も沼に浸かっているかのように重く下段を出すのも一苦労でした。しかし最後の最後で視線をずらしてから相手に前蹴りを入れそれが相手の頭部にクリーンヒットし、技ありをもぎ取ることができ、勝利を収めることが出来ました。胸部の痛みをヒヤロンで冷やしながらも2回戦目へと向かいました。

2回戦目はブルガリアのチャンピオンでした。体格はさほど変わらずといったところでした。しかし相手の突きのパワーが強くまたしても身体が重くなってしまいました。どうにか膝蹴りで相手の攻撃に対抗し、引き分けに持ち込みました。しかしそこからというもの思ったように身体が付いてきてくれず敗北を喫してしまいました。
今回の試合で学べたことは「やられる前にやれ」だと思いました。そして突きの精度を上げ、より的確に、よりパワーのあるものを繰り出したいです。
応援してくれた皆様結果が振るわず申し訳ございませんでした。
次回こそは優勝できるように精進したいと思います。押忍


井口 叶夢【ベスト8】
14-15 girl -60kg

私にとってKWU 世界大会は2回目の出場となります。前回は、世界という大舞台での試合で、緊張から自分の力を全て出し切れず、心残りな結果で終わってしまいました。そこで今回は、KWU世界大会に参加するにあたり、私の生活の全てをもう一度見直すことから始めました。

食事面では、アンダー60kgの階級にエントリーするため、体重調整と筋肉量増加のために母をはじめ、家族にたくさん協力してもらいました。一昨年と同じように塩分、糖分、カロリーを控えた食事、朝や食後に父とのランニングなど、家族の支えがなければ出場することすらできなかったと思います。
そして、大会の2カ月前くらいには、阪本先生のご指導のもと構え方を変え、世界に対抗できるような体制に整えていただきました。また、一般部の方々や仲間たちにもたくさん相手をしてもらい、技の一つ一つの完成度を高めていきました。

沢山の方々に支えていただき迎えた大会当日。万全の状態で臨んだ初戦は自分のベストを尽くせた試合だと思っています。ただそれでも、本当に僅差で勝った試合でした。午後に行われた2回戦目の相手は、ロシアの選手でした。とても突きが強い選手で、力でもスピードでも全く敵わず、世界の高く厚い壁を思い知った2分間でした。そして私の世界大会挑戦は、残念なことにベスト8という結果で終わってしまいました。

試合が終わると、日本にいる母からメールが届いていました。それを見た時、ああ、私の世界大会挑戦は本当にこれで終わったんだと実感して涙が出そうになりました。たくさんの人に、ここまで支えていただいたのに、トロフィーを持ち帰ることができなくて本当に悔しかったです。
今、 試合を振り返るともっとこうできた、あの技を決められたがという、反省や後悔の気持ちが湧いてきます。しかし、大切なのは、負けて悔しいという気持ちを絶対に忘れないことだと思います。私の新たなスタートはもう始まっており、この悔しさを次の関東錬成に持って行こうと思っています。そして、自分の全てを出し尽くた試合をすると決めています。

今回、世界大会に参加させていただくにあたり、見山師範を始めとして、阪本先生、蓮見先生、高橋先生、一般部の皆さん、そして家族など、本当に沢山の方々に支えていただきました。自分は一人で戦ったのではないというこの感謝の気持ち忘れず、これからも精一杯、稽古に励んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。 押忍


竹内 悠笑
14-15 girl +60kg

今回、初めて海外の試合をして私はたくさんのことを学びました。
私は、海外へ行くのが初めてで、KWUの大会への出場が決まったときから、いままでないほど緊張していました。けれど、海外の選手と試合が出来るんだ!という嬉しさもありました。 ホテルにつき、試合前のアップなどをしたり、部屋でゆっくり過ごしたり、食事に気を遣ったりと、コンディションを調えていました。 特に、試合の前日のご飯は、生物を避け、体調を崩さないように気をつけながら食事をして一日を過ごしました。

12月7日、待ちに待った大会。絶対勝つという気持ちで試合に臨みました。私の1回戦目の相手はロシアの選手で、いざ試合をしてみると、全く歯が立たず、何も出来ないまま呆気なく負けてしまいました。
けれど、私と同じく下づきを得意とする選手だったので、どのようにすれば下づきを効かせられるのかを相手から学びました。
2日目は準決勝、決勝まで残った日本の選手を精一杯応援しました。日本から、たくさんの入賞者が出て良かったです。私も次の世界大会にも出場して、次こそは必ず入賞したいです。

2日間試合を観戦していて、海外の選手は強い突きの連打が多い傾向にあることに気づきました。私も突きが得意なので、強い突きの連打を今後の課題として今回の大会に出させてくれた両親、大会の為にたくさんの練習メニューを練って下さった先生、旗の文字と絵をかいてくださった岩井みのりさん、たくさんの応援をして下さった方々への感謝を忘れずに、これからも練習に力を入れていきたいです。
押忍。


竹内 夕葵
12-13 girl +50kg

はじめに見山師範、先生方をはじめ、保護者の皆様応援ありがとうございました。今回の大会に出場して学んだことがたくさんあります。

自分は今年、中学生になりテストのため今までより勉強時間を大幅に増やしました。なので稽古とテスト期間が重なったりして稽古に参加する回数がかなり減りました。今回、大会に出場できるという報告を頂いた時には正直迷いましたがテスト期間と重なってなかったので出場すると決意しました。自分は世界大会のために空手優先にし、今までより積極的に稽古に参加したり、ユース稽古に参加したりして練習量を増やしました。ですが、大会の2週間前にテスト期間と重なってしまい稽古に参加できませんでした。それでも体力をつけるため家で練習したりして練習量を減らさないようにしました。練習だけでなく、食事にも気をつかい、食事のバランスに気をつけたり、大会の前日にはなまものに気をつ けて食事をしました。

そして、大会当日
1回戦目の対戦相手はブルガリアの選手でした。体重は60キロと自分と3~4キロぐらいしか差がなかったので身長も同じくらいかなと思ってました。自分の試合まであと10試合になっても相手が見当たらず、試合直前になって見つかりました。相手はの身長は自分の頭一個分背が高く、「本当にこの人が自分の対戦相手なのか!?」と思うほど身長差がありました。試合がはじまると相手が満足に動けないようなかに入り込んで突きや下段を蹴って戦ってました。最初の方は攻められたかなと思いましたがあとの方になると相手の突きが強くなってきてだんだん後ろに下がってしまい、判定で負けてしまいました。

今回負けてしまった原因は大きな技を出せなかったこと、最後攻められなかったこと、周りの声を聞けていなかったのが主な原因だと思います。相手は自分よりリーチが長く、器用で2分という短い時間で色々な技を仕掛けられました。また、先生方から聞いたとおり突きが力強かったので最後攻められなく、逆に攻められてしまいました。ラスト30秒はとても大事だったのに攻められなくてとても悔しいです。また、セコンドについていただいた蓮見先生の声や周りの声をもっと聞いていればいい結 果を残せたと思います。もう一度自分の試合の動画をみて自分の欠点を見つけ出し、次の大会までに自分の欠点を直しておきたいです。

今回の世界大会は試合に影響する大きな変更がなく、ほとんど予定通りすすみ自分たち選手はとても気持ちのいい試合をすることが出来ました。しかし、帰りがトラブル続きでとても大変な思いをしました。大会以外でも油断できないと心底思いました。ですが、この経験のおかげで団体行動の大切さを学ぶことができました。見山師範たちと帰りの飛行機が別れてしまったときは試合の時より焦りましたが由起乃さんや蓮見先生、その場にいた保護者の方々のおかげで無事帰国することができました。本当にありがとうございました。また、この世界大会まで指導してくださった見山師範、先生方、先輩方、一緒に練習してきたみんな、応援してくださった保護者の皆様には感謝の気持ち でいっぱいです。これからもよろしくお願いします。 押忍。

過去のニュース一覧に戻る
過去の大会履歴一覧に戻る