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2019/12/21 蓮見智子指導員30人組手

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12月21日(土)総本部道場にて蓮見智子指導員の参段の昇段審査が行われました。
9月に行われた型・武器術の厳しい審査を合格した者だけが本日の筆記、及び組手の審査を受審することができます。
組手は極真空手の伝統でもある連続30人組手。蓮見智子指導員は壮絶な打ち合いにも決して屈することなく見事に完遂!
やり遂げた後は惜しみない拍手が送られました。
13年前に3歳のお子様と一緒に入会した「ママ空手家」がこれまでの努力の成果を発揮した審査内容でした。
家事、育児、学校の役員、TV・雑誌のモデル、本業の歯科衛生士、そして「武道空手」
目の回るような多忙な毎日の中「組手」「型」「武器術」全てを自らの努力でバランスよく稽古してきた13年間でした。
審査終了後に盧山館長から「女性でこれだけ厳しい30人組手を完遂したのは初めてだ。よく頑張りました。」
とお褒めの言葉をいただきました。

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「昇段レポート」

蓮見 智子 参段

蓮見 智子 参段

今回参段の昇段審査を受審するにあたり、総本部道場で受審させていただきました。
いつでも受審できるよう稽古をしておりましたが、見山師範から参段のお話をいただいたときには受審すると決めたものの本当にできるのか?いまの自分にはまだ早いのではないか?と自問自答の繰り返しでした。
しかし一度決めたこと、前に進むことに積極的に取り組みたいという気持ちがありましたので、時間をやりくりして稽古をしていきました。
9月に基本、型、基礎体力の審査があり、そして12月に筆記試験、組手審査となりました。
自主稽古のほかに一般部の見山師範、阪本先生、高橋先生のご指導の稽古にほぼ参加しました。自分が尊敬する型の世界チャンピオンの小池由希子先生は岡崎首席師範の道場稽古では道場生と共に稽古され、指導もされる先生です。自分も同じように共に汗を流しながらも指導もする指導員を目指しています。

稽古を重ねていても必ず結果につながるとは限りません。しかし以前に大会で結果が出ずに落ち込んでいた自分に石島師範から「撒いた種は必ず芽を出します。目先の結果にとらわれず稽古を重ねることが大切です。」とお言葉をいただいたことがありました。三十人連続組手が終わった後に石島師範にご挨拶に行った際には涙が溢れ出てしまいました。
そして審査を終えてそのまま道場に向かうと幼年部の稽古の最中でした。見山師範をはじめ、たくさんの道場生が温かく迎えてくれ胸が熱くなりました。自分が審査で不在にする時間を一般部の黒帯や道場生が幼年部の稽古を手伝ってくれていました。自分が白帯の時からご指導いただいている見山師範のお顔を見ると皆の前で涙が溢れてしまいそうでなかなか見られませんでした。
三十人連続組手は未知の世界で本当に成し遂げられるのか不安と心配がありました。今回の審査では技術や体力もそうですが、自分自身の心が試された審査だったと思います。当日同行してくださった阪本先生のアドバイスや岩井みのり初段のサポートでなんとか三十人を完遂することが出来ました。審査後、館長からお褒めのお言葉をいただいたときには大変嬉しかったです。

今の自分があるのも周りの方々のおかげで、ひとりでは到底ここまで辿り着けなかったと思います。審査の前にはたくさんの方々が応援の言葉をかけてくださいました。13年前に入門したときから厳しくも温かくご指導くださっている見山師範、阪本先生、高橋先生、一緒に稽古してくださった道場生の皆様、いつも応援してくれてる夫の両親、実家の両親、空手に打ち込む自分を理解してくれる夫、そしてこの道を一緒に歩んでいる息子、全ての方々に感謝申し上げます。

これからも初心を忘れず何事にも挑戦する気持ちを持ち、薄紙を一枚一枚重ねるように地道に精進していく所存です。押忍

2019.12.21 蓮田支部指導員 蓮見智子

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