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2017/04/30 全世界空手道型競技選手権大会

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2017全世界空手道型競技選手権大会が開催されました。
世界10か国の代表選手30名が極真館型競技世界一を競い合いました。
その結果、福島県出身の蓮田支部 岡崎紗奈指導員が見事優勝に輝きました。
初めから強い人や、上手な人は決していません。
紗奈指導員の気持ちが素直に表現されているレポートはこちらをクリックしてください。




【優勝】 岡崎 紗奈 弐段

まず始めに、この度の世界大会が開催されるにあたり、準備や運営に携わってくださった全ての方々、ご指導をしていただいた師範、先生、先輩方、一緒に稽古をして、たくさん応援をしてくださった道場の皆さまに感謝の気持ちを伝えたいと思います。
皆さまのお陰で、世界大会優勝という素晴らしい結果を残すことが出来ました。 本当にありがとうございました。

今回は自分にとって2度目の世界大会であり、1つの大きな節目となる大会でした。この世界大会を迎えるまでの17年間を振り返ってみると、本当にいろいろなことがあったなぁ、と感慨深いものです。
もう、17年間も空手を続けていることに自分でも驚いてしまいます。小学1年生のある土曜日のこと、初めて道着を着せられ、帯を締められ、石川道場の稽古が行われている沢田小学校の体育館に半べそをかきながら連れていかれた日のことは今でも忘れることはできません。その日から、私のちょっとだけ憂鬱な土曜日が始まりました。
稽古が始まる前と終わった後に、友達と遊んだり話したりする事だけが楽しみで毎週通ってはいたものの、稽古中は心ここに在らずでした。そのため、10級の昇級審査では自分で帯を結ぶことができずに落とされ、もちろん大会に出場しても勝つことは出来ず、「なんだかよくわからないけれど酷い目にあった」と泣くばかりでした。

しかし、小学校の高学年になった頃、相変わらずなかなか試合で勝つことは出来なかったものの、「どうして負けたんだろう」と自分なりに考えるようになりました。そして初めて「勝ちたい」と思うようになり、そこからは稽古した分だけ少しずつ結果に繋がるようになっていきました。中学生になって初めて出場した全日本で入賞することができ、それからは毎年全日本に挑戦し、優勝を目指すようになりました。

今回の世界大会は全日本と合わせて開催されましたが、全日本に出場した蓮田の選手たちが素晴らしい結果をたくさん残していたので、私も負けるわけにはいかないという良いプレッシャーになりました。道場生からも保護者の方々からも、たくさんの応援の声をいただき、それが大きな原動力となり、この結果に繋げることができたのだと思います。

福島県支部に所属していた頃、ぼーっとしていた私を見捨てることなく、ゆっくりゆっくり育ててくれた先生方、先輩方。そして蓮田支部に移籍してからは、私の性格を活かしつつ、指導員としても選手としてもたくさんご指導をいただき、意識の持ち方や取り組み方を変えてくださった、見山師範を始めとする先生方、先輩方。本当にたくさんの人たちのお陰で、今の自分があるのだと思います。これからはそのたくさんの人たちに、自分なりの形で恩返しができるように、努力していきたいと思います。

岡崎 紗奈





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