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2018/03/17 春季昇級昇段審査会≪一般部編≫

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3月17日(土)久喜総合体育館に於いて春季昇級昇段審査会が開催され23名が受審しました。
今回は高橋美波初段(空手歴11年10ヶ月)が弍段に、土屋文博一級(空手歴9年)と齋藤康男一級(空手歴5年) が初段に挑戦しました。
三名は長年積み重ねてきた 稽古の成果を存分に発揮し連続組手・型・棒術・筆記試験を優秀な成績で昇段しました。

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「昇段レポート」

高橋 美波 弍段

高橋 美波 弍段

自分は今回、二段の昇段審査を受けることを許可して頂いたときに、5年前の初段の昇段審査のことを思い出しました。
当時自分はまだ小学4年生で、審査の前はとにかくただ緊張していたことを覚えています。そして、なんとか自分なりの精一杯の力を出し切り、最後には審査を合格することができました。 あれから5年が過ぎ、初段の帯は短くなり、色も褪せてきてしまいましたが、5年間で、自分はこの黒帯と共に毎日稽古に励み、辛いことや苦しいことも乗り越えてくることができました。 二段の審査を受けることが決まってからは、自分に打ち勝ち、世界チャンピオンとして相応しい、誰が見ても合格と言ってもらえるような内容の審査にするために、毎日練習を重ねてきました。

そして当日、今まで練習してきたことと自分を信じ、審査に臨みました。たくさん練習した分、5年前のように緊張することはありませんでした。
審査を終えて昇段を許可して頂いたときには、「ここまで頑張ってこれてよかった」という思いと嬉しさのあまりに、5年前と同じように、目から大粒の涙が溢れてしまいました。
12年間空手を続けてきて、小学生の頃は、辛いし痛いし、なんで勝てないんだろうと、思うようにできない自分も、空手も、嫌になったことが幾度となくありました。しかし、今日まで空手を続けてくることが出来たからこそ、今の自分がいるのだと思います。

空手は自分に、礼儀、人に感謝することの大切さ、思いやりの気持ちなど、数え切れない程多くのことを教えてくれました。空手は、自分にとって人生の先生です。
そして、空手を続けることが出来たのは、こんな自分を支え、応援して下さった、見山師範をはじめ、阪本先生、蓮見先生、他支部の師範、先生方、道場の先輩方、一緒に練習をしてきた仲間達、保護者の皆様、そして家族の存在があったからです。
当日も、休日にも関わらずたくさんの方々が応援に来て下さったり、二十人組手の相手をして下さり、とても力になりました。みなさんの応援があったからこそ、辛くても最後まで戦い切ることができました。
自分を支えてくれる人がこんなにもたくさんいるということは、とても幸せなことだし、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

今回、全力でやり切ったものの、完全に満足できる内容にすることは出来ませんでした。しかしそれは、神様が自分に「まだまだ稽古に精進し、さらに上を目指せ」と言っているのだろうと思います。
これからは新しい二段の帯と共に、1日1日を大切にして、何事にも全力で取り組んで参ります。また、自分のことだけでなく周りにも気を配り、指導もしっかりし、そしてみんなの模範となる、憧れられるような二段になります。今後ともご指導よろしくお願い致します。押忍

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「昇段レポート」

土屋 文博 初段

土屋 文博 初段

自分が蓮田支部に入門したのは丁度9年前です。5年前に1級となったのですが、その前年より独立して事務所を経営するようになり、併せて住所を事務所の近くに移しました。その結果、道場に通うのに片道1時間がかかるようになりました。 食べていくための仕事はどれも大変ですが、自分の仕事も、しばしば重い内容となります。それに事務所の経営等も加わり、心身ともに疲れ切った状態で往復2時間かけて道場に通うのは、楽ではありませんでした。“空手どころじゃない”と思う日もよくありました。

こうして、次第に稽古の出席日数が減り、稽古不足に陥りました。 やがて昇段審査のお話もいただいたのですが、稽古不足に加えて怪我をするなどもあって、受審には至りませんでした。 そのうちに行き詰まり、2016年の夏から道場に行かなくなりました。
そうであったところ、見山師範から年賀状をいただきました。そこには、道場に戻ってくるのを待っていると書かれていました。
結果、2017年の2月に道場に戻り、今回の受審に至りました。

思うに、蓮田支部の先生方には、かけがえのない御厚意と御指導をいただきました。
阪本先生には、火曜日のライトクラスで、自分がおろそかにしていた基本の部分を、丁寧に、かつ優しく指導していただきました。高橋先生は、土曜日の午前クラスを自分の昇段審査対策を中心として下さり、さらに、心強いアドヴァイスをいくつもして下さりました。蓮見先生は、自分の課題の型を幾度も見て下さり、どのような稽古をすべきかを丁寧に教えて下さりました。岡崎紗奈先生の試合で見せていただいた型は、実に美しく、空手を続ける動機となりました。
さらに、三田先生、道場の諸先輩方、今は道場を離れておられる先輩からも、本当に、たくさんの御恩を受けております。受けた御恩は忘れません。 また、道場生も良い人が多く、気持ちよく稽古を続けることができました。 本当に、感謝の念に堪えません。

最後に、見山師範のお声がけをいただき、自分は、今回の受審ができました。道場に行かなかった期間、自分は、蓮田支部で空手を続けていたことが幸せであったということを、痛感しました。 見山師範がいらっしゃる道場であるから、これまで、往復2時間かけて通ってきたのだと考えております。
見山師範に、心から、最大限のお礼を申し上げます。押忍

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「昇段レポート」

齋藤 康男 初段

齋藤 康男 初段

この度は、初段を許可して頂き誠に有難うございました。
そして、ここまでの道のりを御指導頂いた見山師範に感謝を述べるとともに、阪本先生、諸先輩方、道場生の皆様、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

半年前、昇段審査受審のお話を頂いた時とても嬉しかったことを思い出します。しかし、気負い過ぎた事で怪我を重ねてしまい、一旦は昇段審査を諦めようとも考えました。 そんな時、見山師範より「体調管理も黒帯の重要な課題」とお言葉を頂き、阪本先生からも「気をしっかり持って」とアドバイスされた事で心も折れず「審査には十分間に合う」と前向きな気持ちで稽古が行えました。

審査では「やれることはやってきた、大丈夫だ出来る」と心で連呼しましたが、緊張で手足の指先は冷たく、心臓も激しく鼓動を鳴らし不安ばかりが頭をよぎります。 序盤、身体も硬く思うように動けず、気だけが焦り型も周りとの呼吸が合わせられず自分だけが先行してしまう場面もありました。
そして最大難関の十人組手の審査となりました。 ケガで一ヶ月半、組手稽古を行っていなかったため、十人完遂出来るか不安でしたが、決して下がらず、最後まで立っている事だけを目標に挑みました。 中盤以降、スタミナ切れで大切な「礼」もおろそかになってしまい、何度も注意を受けました。それでも、たくさんの方々からの声援・アドバイスが力となり厳しい状況を何度も乗り越えられ、そして最後まで立ち続けることが出来ました。

「初段を許可する」と言われたときは嬉しさが込み上げるのと同時に極真館の黒帯を締める事の重大さと責任を感じました。
「千日をもって初心とし、万日をもって極みとする」を心に刻み極真館の黒帯として恥ずかしくない様より一層の努力をし、精進していく所存であります。
今後とも御指導の程、宜しくお願い致します。押忍


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