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2014/06/21 夏季昇級昇段審査会:一般部

※写真をクリックすると拡大表示されます。

6月21日、久喜総合体育館に於いて夏季昇級昇段審査会が行われました。

蓮田支部からは、中学生の林晴輝一級が昇段に挑戦し、新たな黒帯が誕生しました。

小学生の頃から一緒に稽古をしてきた現在中学生の一級や黒帯の道場生が応援、そして十人組手の相手をしてくれました。

学業と部活動と空手道の3両立はとても大変ですがよく頑張りました。晴輝!昇段おめでとう!

昇段レポートはこちらです▼(林晴輝)

 僕が空手を始めたのは、今から8年前です。母が「空手をやらない」と僕に尋ねました。僕は何も考えず車に乗り道場に行きました。

 道場では、色々な色の帯を締めた先輩達が稽古をしていました。でも、その中で一番僕がかっこいいと思ったのが黒帯を締めている先輩や先生方でした。その時僕はいつか黒帯を締めたいと心から思いました。でも、いざ空手をやろうとしても何もわからず先輩についていくので精一杯でした。僕が水色帯になった頃は空手が行きたくなくなりました。でも、母や父、友達などが「空手、行こうよ。」と言ってくれました。だから僕は、黒帯を取ろうと改めて思いました。

それから稽古を前よりも一生懸命やりました。クラスを遅い時間にしたり、基本稽古をしっかりと型を作るために鏡の前で練習したり、色んな型を教えたりわからない事などは先輩や先生に聞いたりして茶色帯になりました。

僕は組手があまり得意ではありませんでした。いつも先輩や同じ帯の子に押されて自分の組手ができませんでしたが、見山師範に「そろそろ晴輝も黒帯をとらないか」と言ってくださいました。その時僕は試験でやる十人組手が頭をよぎりました。さらに型では擊砕大や最破、棒術の大城の棍などとても難しい型をおぼえなくてはなりませんでした。だから、僕は家でDVDを借りたりして型を必死に覚えました。組手も前行っていた時間よりも遅いビジネスクラスに行くようになり、そこで自分より背が高い人や力の強い人との組手のしかたを学びました。

練習では十人組手を三回しました。一回目は始めから本気で大人の人に向かって行きましたが、二人目でもうヘトヘトでした。でもなんとか乗り越え十三人組手が終わりました。僕はこの時自分の弱さに傷付きました。それからは学校の部活中や家でいっぱい練習をしました。そして試験当日僕は先生方にあいさつをして体をほぐしました。その時はとても緊張して足がガタガタ震えていました。試験が始まると僕の頭の中がパッと真っ白になりました。型でが順番をまちがえたり気合を入れなかったり、練習したことがまったくできなかったのでくやしくて涙が出てきました。

型の最後は棒術大城の棍でした。その型は僕が一番好きな型です。まちがえる事なく僕的には立派にできたと思いました。その後十人組手は、もうがむしゃらでした。僕の耳に入ってくるのは、母の「がんばれ」と僕を力強く支えてくれる言葉でした。僕は、その時心の中でいつもいつも遅くまで仕事をして僕を育ててくれた、母と父の事を思い出していました。そして、十人組手が終わりました。

終わった時僕は、審査に合格しているのか不安になりました。そして田森師範に呼ばれました。そして「昇段を認める」と田森師範が僕の目を見て言ってくださった時はとてもうれしかったです。

 この黒帯を取ることができたのは父や母、見山師範や先生そして、岩崎くんのような親友のおかげです。本当にありがとうございました。押忍

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