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2012/10/13-14 たまかわ元気スポーツクラブ講演会

※写真をクリックすると拡大表示されます。

福島県玉川村たまかわ文化体育館にて、小林仁美指導員の空手講演会と講習会が開催されました。
玉川分支部の増子広行先生、増子サヤカ先生、増子夏穂さんより
レポートを送っていただきましたので、ぜひお読みください。
福島県支部の先生方ありがとうございました。

【世界チャンピオン:小林仁美先生がやってきた】
平成24年10月13日(土)17時からたまかわ文化体育館において、玉川村の地域総合型スポーツクラブ「たまかわ元気スポーツクラブ」の主催により空手講演会&講習会が実施されました。講師は型の世界チャンピオン極真館蓮田支部の小林仁美先生です。
この事業はtoto(サッカーくじ)助成金を活用し、たまかわ元気スポーツクラブ10周年イベントとして実施されました。
まず、17時から「世界大会優勝までの軌跡とその後」と題して講演がありました。講演では中学生時代に剣道部(武道)を選ばなかったことがずっと心に引っ掛かっていて、大学生になって空手に出合った時に背中を押してくれたことや空手の昇級審査で男性相手に前蹴りで吹っ飛ばされ、挫折を味わったこと、ロシアの第1回全世界ウェイト制空手道選手権大会で負けて、片っ端から色々な稽古し苦労したエピソードなどをお話しいただきました。 講演の後に設けられた質問コーナーでは次のような質問が出ました。

Q:落ち込んだ時に励ましてくれたり心の支えになってくれる人はだれですか?
A:蓮田支部の見山弘志師範です。

Q:毎日柔軟をやっていますが柔らかくなりません。体を柔らかくするコツはありますか。
A:私はお風呂上りに息を止めずに柔軟を行っています。一番体が硬い朝に行うのもいいですね。一気に柔らかくしようとしないで、少しずつ伸ばしていくようにしたほうがいいです。目をつむって柔軟すると無理な力がかからないのでおすすめです。

Q:1日どのくらい稽古してますか。
A:多いときでは、3時間稽古した後に2クラス(1クラス2時間)を指導しています。

講演会終了後は休憩をはさみ、「誰でもできる空手講習会」と題して小林先生より空手の指導をしていただきました。
参加者は道場生だけでなく保護者の方々にも積極的に出ていただき、親子でにぎやかに行われました。
最初に柔軟運動でよく体をほぐした後、孔雀をイメージして伸ばした足を上げ下げしたり、虎の歩き方を真似て低い姿勢で歩いたりと子供を飽きさせない指導法で子供の心をぐっとつかんでいました。
次のキックミット稽古では、普段空手などやらなそうなお母さんまでストレスを解消するかのように楽しく打ち込んでいました。
本日の稽古が全て終了し、玉川道場生の増子遥菜さんから御礼の言葉がありました。
その後、玉川道場生の吉村和奏さんから花束、小針綾斗君から記念品の贈呈がありました。
 最後に記念撮影をして1日目を終えました。
 一日目を終え、須賀川市の居酒屋「幸村」で打ち上げを行いました。打ち上げには岡崎寛人師範もかけつけてくださり、講演会の様子や感想などを報告し盛り上がりました。
 2日目は同じく小林仁美先生を講師に、道場生対象の空手講習会を行いました。
まず、準備運動後、基本・移動稽古を数少なめに行い、続いて型稽古に入りました。太極その1~3、平安その1~3までの指導があり、特に移動する際、上半身のためを作らないこと、重心が後ろに来ているので意識を前にするなどの注意がありました。
 続けて、組手に入りました。相手のワンツーを受けながら、間合いを詰める動作と相手の上段回し蹴りをかわして間合いを詰めての攻撃など間合いの重要性について指導がありました。
 稽古終了後昨日に引き続き記念撮影をし、2日間の行程が終了しました。とても有意義な時間をありがとうございました。

「小林先生の講演会と稽古」
須釜小学校 4年 増子 夏穂

 10月13日と10月14日は、小林仁美先生の講演会と稽古でした。講演会の前に小林先生は私の父と同じ世界大会の代表選手だったことが分かりました。私はわざわざ遠い所から来て下さるので、是非質問してみたいなと思い一生懸命質問を考えましたが、とても凄い人だと聞いたので物凄く緊張してきました。
いよいよ講演が始まりました。小林先生のお話を聞いて、礼儀作法から小林先生自身の貴重な経験まで全部聞けて、小林先生がとても苦労をしたこと、大変だったこと、びっくりしたことなどいろいろあったんだと思い、楽しくお話が聴けました。
 質問の時間が近づき、緊張で頭が一杯になりました。でも、緊張を吹き飛ばして質問しました。
「いろいろと大会ですごい成績を出していますが、落ち込んだ時一番励ましてくれる人、頼りになる人はいますか」
 その答えは道場の先生でした。厳しい時もあったけれども、注意してくれるのはその注意された人のためだからだそうです。私は意外な答えにびっくりしました。自分の両親やお友達じゃなかったからです。私だったら応援してくれる両親だと思いました。
 さらに、小林先生の稽古時間と教える時間を聞いてびっくりしました。その時間は3時間稽古をやってから2クラスも教えるそうです。私には考えられない時間でした。
 小林先生がわざわざこの玉川村に来て下さったのでとても嬉しく思いました。また、このような機会があったらいいなと私は思いました。とても貴重な時間でした。
 妹が代表してお礼の言葉を言いました。その言葉を聞いて私もいつか小林先生のようになりたいと思いました。そしていつか世界大会に出て、両親を外国に連れて行ってあげたいと思いました。
 小林先生、本当にありがとうございました。

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