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2012/2/25 第2回型強化練習会

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レポート:三田宗宏
2月25日(土)本部道場にて第2回型競技強化練習会が行われ、見山師範をはじめ蓮田支部指導員6名が参加しました。この練習会は指導者の研修と選手の強化を兼ねた会であり、前回に引き続き岡崎師範の指導のもとに多くの指導者と選手が研鑽を積みました。

まず、岡崎師範より、『型』と『組手』は別のものではなく、『空手』の稽古として一元的に捉えるべきものとの話をいただいた後、稽古が開始されました。始めに、前回の復習として体幹の鍛錬と発力の基本を行い、その後、2人一組での発力を意識した受け返しを行いました。その後、型の稽古として「内歩進」「撃砕小」を行い、最後に自由型を各型に分かれて行いました。

「内歩進」では、発力と腰を入れる動きに重点を置いて指導をいただきました。この型が全ての型の基本であり、多くの伝統空手の中で「三戦」とともに重視されてきた理由が良く理解できました。「撃砕小」では、第一~第六動作での腰の高さの維持と後屈立ちの重心の置き方に重点を置いて繰り返し稽古を行いました。「自由型」では、残心は型の最後だけではなく、一つ一つの動作の終わりにも意識するようにとの指導をいただきました。

今回自分が一番学んだことは、普段の稽古での意識の持ち方です。基本、移動をはじめ、どのような稽古においても意識の持ち方次第で、その稽古の深さが変わってくるということです。“何故この動きを行うのか”、“何に意識を置くべきなのか“を理解しながら行う稽古とせずに行う稽古では、同じ稽古内容でも質がまったく変わってくるということです。今回の稽古で学んだことを、今後の自分の稽古に活かすとともに、道場の皆様にお伝えできればと思います。

最後に岡崎師範が、館長の型は弛まぬ日々の鍛錬の結晶が表出した素晴らしい型であり、それを目標として常に型の稽古をされて来たという話をされました。例として、映画『地上最強のカラテ』での館長の「平安その5」を挙げられたので、帰宅後、早速DVDを見直しました。未熟な自分には、館長の型の本当の凄さをまだ理解できませんが、『型』の素晴らしさと奥深さを実感した充実の一日となりました。押忍。

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