「昇段レポート」
三田宗宏初段
昨年の夏合宿の際、見山師範より来年の昇段審査を目指して頑張るようにとのお言葉を頂戴しましたが、その後は「自分に受審する資格があるのか?」と自問自答しながら稽古を続けておりました。審査2ヶ月前に受審の意思を問われ、「まだまだ修行が足りませんので、今回は・・・」と辞退しかけたとき、「準備万端かつ自信を持って受ける人間なんていない」と言われ、一念発起して今回の受審を決意いたしました。今日という日も、あの時の見山師範の後押しがなければ迎えられませんでしたし、今回受審しなければ、来年以降も尻込みし続けていたような気がします。
とはいえ、受審を決意してからの2ヶ月間は、審査への不安が日々頭の中を占有するようになりました。
家では“こういう場合は こうして受けて こうして返す”などビデオを参考に、イメージトレーニングをしていたのですが、10人組手本番ではそれを活かす余裕はまったくなく、ただただ受けるのに精一杯でした。イメージすることと、それを具現化することには大きな隔たりがあり、それを埋めるために日々繰り返しの稽古があるということを実感しました。館長が澤井先生談として、「暗闇で突然襲われたとき、咄嗟にどういう対処ができるか。それがその人間の持つ技である」と話されていたのを思い出しました。やはり、付け焼刃ではない、体に染み付いた技でないと、こういった場面では発揮することができないのだと。
結局、下がりながらただ打たれるのに耐えていただけの組手に終わった感がありますが、それでも、蓮田道場の皆様から「おめでとうございます」との暖かいお言葉を頂戴し、本当に恐縮してしまいました。
今回の審査では、現在の自分の実力と多くの修正すべき点を再認識できたことが大きな収穫でした。また、受審を決めてからの2ヶ月間は、本当に密度の濃い時間を過ごすことができました。明確な目標を持つことがその人間の行動を変えるということをあらためて実感しました。これからも常に自分自身に目標を設定しながら、さらなる精進を続け、年齢に関係なく幾つになっても続けられる空手を、指導を仰ぎながら自分なりに探求していきたいと思います。
最後となりますが、今までご指導いただきました見山師範をはじめとする諸先生方に心より感謝申し上げます。また、いつも共に稽古に汗を流し、今回の受審にあたっても、遅くまで稽古に付き合っていただき、当日も熱い応援をしていただいた諸先輩方ならびに蓮田道場の皆様、本当にありがとうございました。今後とも引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
押忍
















